10年ぶりに水着を試着するとムダ毛が大変なことに・・・

現在32歳の女性、主婦です。27歳当時の私はパート掛け持ちのフリーターだったのですが、遠距離交際をしている彼がいました。その彼から「今度の夏、●●の海辺リゾートへ一緒に行こう」と誘われたのです。

私は舞い上がって喜び、旅行計画をすすめるとともに、新しい水着を購入しました。セパレートタイプの白い水着で、極彩色の刺繍が施されていました。一目ぼれで購入したものの、よく考えたら私は高校以来、水着を着たことがなかったのです。

一度自宅で試着すると、まさかの事態でデリケートゾーンからアンダーヘアがはみ出しまくりです。しかも、彼が遠方ということでデートもご無沙汰でしたから、すね毛がビックリするくらい伸びていました。

脱毛はお金も時間もないので、T字カミソリとはさみで自己処理しました。

これはいけない、と思いましたが、当時はプチプライス価格で、脱毛サロンが試せる時代ではありませんでした。またフリーターとして忙しい日々を送っていましたので、経済的・時間的な余裕は生み出せず、費用ゼロ円でできるいつものT字カミソリとはさみを手にしたのです。

まずはアンダーヘアを少しそろえました。これは量を抑える程度でなんとかなったので、はさみを美容師さん的に使用してボリュームダウンに成功しました(以前、大々的に剃ったら後日かなりかゆいのに悩まされたので、ここは学習していました)。

そして、すね毛の脱毛に着手しました。私は生まれつきかなり体毛がしっかりした体質で、2.5センチほども毛の長さがあると、すね毛はアンダーヘアのような様相を帯びて来ます。

自分でも「何だかおじさんのスネみたい…」と思えました。普段、露出の低い格好ばかりしていたので一向に気にならなかったのですが、ここにきて自分の女子力の低さを思い知らされた気分でした。

そうしてすっきりしたスネを見渡すと、何となく違和感があります。「ああ、そうか!すねだけ白くなっても、太ももの産毛が目立つんだ!」と思い、必死になって今度は太ももの産毛をも剃りました。

かなり時間がかかりましたが、ようやく終了して白い太ももから白い水着へとうつる、その違和感のなさに自己満足をしました。

旅先で膝の脱毛を忘れていたことに気付いて愕然。

ですが肝心の旅先にて、私の自己脱毛ケアは用意周到どころか、奈落の底へ一直線計画であったことがわかりました。私はなんと、膝の脱毛を忘れていたのです。というより、膝の黒ずみに関して全く考えが行かず、黒ずみと産毛で黒々とした膝を、白い水着でより浮き立たせる結果になったのです。

浜辺で、他の女子の姿を見てようやく思い当ったのですが、非常に恥ずかしかったです。

救いは彼氏の近眼でした。会わなかったしばらくの間に、彼氏はデスクワークの超勤ですっかり視力を落としており、しかも泳ぐ気は満々なのでメガネはしていません。

他の白い水着の女の子を私と間違えて声をかけていたくらいなので、私の異様な自己脱毛失敗ケアにも、気が付かなかったものと思われます。本当に助かりました。


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