何度もムダ毛の処理を繰り返していると、皮膚の中で毛が埋もれてしまい、肌に黒くポツポツしたものが現れます。実はそれを「埋没毛」と言います。
埋没毛という言葉は正直、あまり聞き慣れない方もいるかと思います。一体の何が原因で埋没毛になってしまうのか、どのように対処すれば良いのか、何か改善法があるのかとても気になりますね。
そこで今回は、埋没毛について詳しくご紹介していきたいと思います。埋没毛でお悩みの方は是非、参考にしてみて下さい。
1.埋没毛とは
埋没毛とは、皮膚の中で毛が止まってしまい、外に出て来られず埋もれている毛の事をいいます。見た目は肌に黒いポツポツしたものが現れ、肌を触ってみるとザラザラした感触がする事もあるため、ムダ毛の剃り残しと勘違いされてしまう事もしばしばあります。
2.埋没毛の原因
では、何故このような埋没毛になってしまうのでしょうか?カミソリや毛抜きなどでムダ毛の処理を繰り返していると、肌が傷ついてしまい毛穴が塞がってしまったり、狭くなってしまいます。そのような状態の中で毛が生えてこようとするので毛が埋もれてしまうのです。
また、もう1つは、皮膚に炎症が起こり、その部位に瘡蓋ができてしまうと、その瘡蓋が毛の成長を妨げてしまうので、毛が出て来られなくなり埋没毛になってしまいます。
3.埋没毛になりやすい部位
それでは、特に埋没毛になりやすい部位を見ていきていと思います。
1)スネ毛
スネ毛は濃く太い毛が沢山生えている部位なので、毛を処理した時に肌が傷つきやすく毛穴が塞がりやすいです。その為、毛も出て来られなくなり埋もれやすくなります。
2)ワキ
ワキは、ムダ毛の処理を頻繁に行う部位でもあります。カミソリで処理をした時に、毛の先が尖ったままの状態になっていると、皮膚に毛がもぐり込みやすくなってしまい、埋没毛になる可能性が高くなります。
3)VIO
VIOは、毛が伸びるスピードが遅い部位でもあります。毛が伸びるまで皮膚に留まる時間が長いと、埋没毛になってしまう可能性が高いと言われています。
4.埋没毛のデメリット
それでは、埋没毛になるとどのようなデメリットがあるか見ていきたいと思います。
1)光脱毛やレーザー脱毛を受けられない
埋没毛になっている部位は、光脱毛やレーザー脱毛は受けられない事が多いです。なぜなら、通常光脱毛やレーザー脱毛の施術後は、毛穴から自然と毛が抜け落ちますが、埋没毛の場合は、すでに毛穴が塞がっているので、毛が抜け落ちる事ができません。ですから、脱毛を行っても効果がないのです。
また、埋没毛でも毛が生えていることに変わりはないので、埋もれている毛に照射をしてしまうと、火傷の原因にもなる為、脱毛サロンやクリニックでは埋没毛をお手入れができない店舗も多くあります。
また、ニードル脱毛の場合も、摘まむ毛が毛穴から出ていないので、脱毛をする事ができません。脱毛サロンやクリニックで脱毛する場合は、埋没毛でも施術が行えるかきちんと確認をしておく必要があります。
2)見た目が綺麗ではない
埋没毛は、皮膚の中で毛の成長が止まっているような状態なので、肌の表面から見ると毛が黒くポツポツしている感じに見えてしまいます。他人からは、ムダ毛の剃り残しのようにも見えてしまう事もあり、見た目が綺麗な肌ではありません。
3)痒みがでる場合がある
埋没毛の場合、皮膚の下に毛があり、刺激で炎症を起こしてしまうと痒みが生じる事が良くあります。また痒いからといってずっと掻いていると色素沈着を起こし、シミなどの原因にもなるので注意が必要です。
4)毛のう炎になる
埋没毛は、皮膚の中で毛の行き場がなくなると、毛穴内部を傷つけてしまい、そこから細菌に感染してしまうと毛のう炎になります。毛のう炎は、見た目はニキビのようですが、膿をもつと大きく腫れていきます。また、腫れが大きくなるに伴い痛みも強くなります。
ほとんどは時間が経てば自然に治癒しますが、腫れが酷い場合には病院で膿を出すなどの外科的手術をしなければ治らない事もあるので、腫れが治まらない場合には早めに病院に行きましょう。
5.埋没毛の対処法
それでは埋没毛になった時にどのように対処すれば良いのか見ていきたいと思います。
1)角質を取り除く
毛穴の古い角質を取り除くと肌のターンオーバーを促してくれるので、毛が皮膚の表面に出てくるスピードが早くなります。角質を取り除く方法は、ボディスクラブやピーリングです。
ボディスクラブは手に入りやすく、角質を良く落としてくれるアイテムです。ピーリングはエステサロンやクリニックで行う方が使用する薬剤の濃度が高く効果的ですが、市販でもピーリングジェルが販売されているので、それを使用するのも良いでしょう。
2)洗顔をきちんとする
埋没毛は毛穴が塞がる事で起こってしまうので、毛穴の詰まりを取る為にも、毎日洗顔をして清潔にし、毛が外に出やすくなりようにしましょう。
3)保湿をする
肌をしっかり保湿する事で潤いを与え、肌自体が柔らかくなる為、毛が出てきやすくなります。
4)自然に毛が出るのを待つ
埋もれた毛を無理やり出そうとしてしまうと、細菌が入り炎症を起こしてしまったり、皮膚を傷つけて、また埋没毛になってしまう可能性もあります。なるべく毛が自然に出るのを待ちましょう。
5)病院へ行く
埋没毛が皮膚の中で炎症を起こし腫れが酷くなってしまった場合いには、すぐにお医者さんで診てもらうようにしましょう。化膿止めの薬などを処方してくれる場合があります。
6.埋没毛の注意点
では、埋没毛になった時の注意点を見ていきましょう。
1)無理やり埋もれた毛を出さない
良く埋没毛をピンセットで無理やり出そうとする人がいますが、皮膚を刺激する事で細菌が毛穴に入ったり、毛穴をいじり過ぎて出血する場合もあります。
そうなると、腫れなどの炎症を引き起こす原因にもなります。また、出血した部分の瘡蓋が毛穴を塞ぎ、再び埋没毛になってしまいます。埋没毛が気になる場合には、ボディスクラブやピーリングを使用して、角質を取り除き毛が出やすいようにしてあげましょう。
2)自己処理をする時は電気シェーバーにする。
脱毛サロンやクリニックに通っている最中は、まだムダ毛が生えてくるので、どうしても自己処理が必要になりますよね。しかしカミソリを使用していては、埋没毛を逆に増やしてしまいます。
自分でお手入れする時は、電気シェーバーを使用しましょう。電気シェーバーは肌に負担が掛らず、脱毛サロンやクリニックでも推奨されています。
7.埋没毛にならない為には、脱毛サロンやクリニックでの脱毛が効果的?
それでは、埋没毛にならない為には、脱毛サロンやクリニックに通う事が本当に効果的かどうかを見ていきたいと思います。
埋没毛の一番の原因は、カミソリや毛抜きで何度も自己処理をする事で、肌を傷つけてしまい毛穴を塞いでしまう事にあります。しかし、ムダ毛が生えてくれば、自己処理をせざるを得ないので何とも悪循環ですよね。
そこで効果的なのが、脱毛サロンやクリニックに通いムダ毛を減らしていく事です。ムダ毛が生えてこなければ、自己処理もする必要がなくなり、自然と埋没毛もなくなります。埋没毛を根本から改善するにはこの方法が一番良いです。
脱毛を始めた最初の頃はまだ自己処理が必要になってきますが、施術回数を重ねるごとに自分でお手入れする回数もグッと減ってきます。あとは、高性能な家庭用脱毛器も脱毛サロンやクリニックと同様の理由でおススメです(しかも脱毛サロンやクリニックより断然安いです)。
以上が「埋没毛とは?原因と予防方法、改善方法が分かる7つのポイント」になります。
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私やママ友も試しましたので、ぜひ以下の記事も参考にしてみて下さい。
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