ハープパンツをおしゃれに着こなしたいので脱毛することにしました。

23歳、職業は携帯電話の販売をしている男性です。夏場にハープパンツをおしゃれに着こなしたい、海で海パン一枚になりたいという思いから、毛深い自分とおさらばしようと脱毛することにしました。

一度、カミソリで剃ったことがあるのですが、確かに剃った時は毛の量は減ります。しかし剃ったところは数日すると青くなり、まるでヒゲをそった後のようにみえてしまうのです。また剃ったことによって心なしか、毛が太くなってくるという弊害も生まれてしまいます。

こういったことはもう嫌だと思い、少ない貯金をはたいて家庭用脱毛器の購入に踏み切ることにしました。いろいろリサーチしながら良さそうなものを吟味していきます。

なるほど、フラッシュ式とレーザー式があるのか、バッテリーや充電式のものは携帯できるのか、などちょっとした家庭用脱毛器博士になりました。

ワクワクしながら届いた家庭用脱毛器の使う準備をしました。

使い勝手がよさそうなのと、ランキングサイトで評価されていたことを理由に、バッテリ―式の家庭用脱毛器を選びました。価格は少し高めの50000円を超えるくらいで(人気ナンバー2くらい)、これで問題解決するなら安いものとかなりの期待を込めての購入です。

数日後、無事手元に届けられ、代引きでお金を支払います。通販での購入金額の最高額更新です。ワクワクしながら箱を開封していくと待ちに待っていた脱毛器とご対面。新品の機器独特の匂いがさらにテンションを上げてくれました。

手にしっくりなじむ形で、気分はまるで銃をもったヒットマン。「早く試したい」うずうずした気持ちを抑えながら説明書を確認します。なるほどまずは充電しておく必要があるのかと、使用するのは夜になりそうです。

そして数時間後にバッテリーの充電が完了し、意外と時間がかかるなと思いながら準備に取り掛かります。まずはすね毛から。ズボンを脱いで家庭用脱毛器を患部に当てて一発目の照射です。

照射すると、予想外の激痛とまさかの照射範囲の狭さに呆然。

家庭用脱毛器から照射されたレーザーが毛に反応し、その瞬間、「ビリッ」とまさかの激痛が走ります。「何だこれは!」と思わず叫んでしまいました。しかも家庭用脱毛器の照射範囲はとても狭く、わずかな範囲にしか作用していません。

しかし歯を食いしばりながら再度挑戦。「ビリッ、アウッ」と、つい声が出てしまう痛みです。これはちょっと無理かもと涙目にならながら確認すると、幸いにも数段階あるパワーレベルがマックスです。

「これか」と原因をみつけ、再び希望が湧いてきます。そして気を取り直し照射。「ビッ」まだ痛い、しかしもう後には引けません。痛みに耐えながら毎日少しづつ使用し、何とか夏真っ只中の8月まで一回目の照射に時間がかかりました。これを何回続けなければならないんだろう、と思うと気が遠くなります。失敗したとは認めたくありませんが、どちらかと言うと悲しいかな失敗でしょう。

家庭用脱毛器でも、人気ナンバーワンの方はもう少し高いのですが、かなり評判がいいので、そちらを選んでおけばよかったと後悔しています。


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