毛深い私は、男だらけのコンピュータールーム勤務でした。

それは、私がOLの時、20年前ぐらいの出来事です。今は、44歳、2人の子供を持つ専業主婦ですが、当時は、都内の一部上場の会社に勤務しておりました。

もともと毛が太くて硬い、当然ながら毛深い女子でしたが、夏頃になると、腕の毛が一層モシャモシャ濃くなってくるんですよ。

アレってなんでですかね?暑さから皮膚を守る防衛反応って感じなのでしょうか?そんな私が勤めていたのは、男だらけのコンピュータールームです。

パソコンがたくさんある部屋って、機械から出る熱気ですごく暑いんですよ。クーラーがかかっていても、結局人の出入りがあるので、冷気がすぐに逃げて行ってしまうのです。

そんなわけで、会社の制服は長袖と半袖がありましたが、暑いので、長袖は着ていられない状態です。そして、そこの部署のスタッフはほとんどが男性でした。

ですので、まさか、ムダ毛ボーボーの腕丸出しでキーボードを叩くわけには行きません。当時、私も独身のうら若き乙女です。これは、なんとかせにゃならんと思いました。

脱毛するお金もないので、安い家庭用脱毛器を購入しました。

その頃の私は、まだまだ勤続年数も経っていなかったので、貯金もない。ちょうど景気も悪い頃で、平社員でも賃金カットがあったぐらいです。そして、若かったので、友達との遊びに夢中でそちらにお金がかかり、脱毛に使うお金がありませんでした。

当時は、今のようにサロンでやる脱毛がお安くなく、両わきで15万円以上しました。今は数百円とか、無料とかでサロン脱毛デビューできちゃいますもんね。

そんなわけで、手っ取り早く、お手頃な値段の家庭用脱毛器を電気屋さんに買いに行きました。その前に、もっと安価な脱毛クリームで脱毛もしたこともありました。

しかし、あれって、脱毛直後はツルツルで気持ちいいんですけど、そのわずか、2、3日後には、髭剃り後みたいにピンピンした毛がワンサカ伸びてきて、腕一面、脚一面、髭剃り後になってしまうのです。悲惨です。なので、今回は家庭用脱毛器にしました。

毛を引っこ抜くんですから、私にとっては結構痛かったです。お風呂上がりの毛穴が開いてる時にやっても痛かったです。もともと剛毛な上、密集して生えてましたから(笑)。

でも、綺麗になるために、耐えねば、耐えねば、ここで負けては女がすたる…なんて思いながらやっていましたよ。そう、一回脱毛すれば、2~3週間ぐらいは気にならないほど綺麗になるので。

脱毛の悲劇。脇下のブラウスが血で真っ赤に・・・

そして、悲劇の日。その日は、朝早く起きてお風呂に入って、上記のように痛みに耐えながら脱毛しました。特に、脇の下とかは皮膚が柔らかくて他の部位よりもっと痛く感じましたけど、頑張って脱毛しました。今考えれば、その頑張りがいけなかった。

ムダ毛がなくなってツルツルになって、ご機嫌で出勤したその日。用事があって、経理課に行ったんです。経理には同期のお友達が何人かいて、いつもちょこっとおしゃべりしてくるんです。

いつものように、用事を済ませて、ちょっとおしゃべりしていると、同期の友達が「ちょっと、○美(私の名前)、血が出てるよ!」と。

そう、真っ白な会社の制服のブラウスに真っ赤な血が。しかも脇の下付近に点々とたくさん!いつもより痛く感じたのは、脱毛機で毛と一緒に皮膚も引っ張って切れて出血していたからだったのです。

最初は出血していたことで、びっくりして大騒ぎしてしまった同期も、だんだん事態を把握してきて、それと同時に、近くにいた上司も先輩も(オール男性)、何が起きたか薄々分かってきて…。

『あーこの子、わき毛剃りに失敗したんだな』と。
もう、恥ずかしくて、恥ずかしくて。同期の友達も、「あれ?(笑)」とか言いながら笑い始めるし。私も、「アハハー」とか言いながら、顔から火を出しながら、自分の部署に帰りましたよ。

翌年、私は、15万円以上かけてサロンの半永久脱毛しましたけどね。忘れられない経験です。


ケナイヨ!特別企画 家庭用脱毛器ケノンで全身脱毛できるかママ友たちと検証・体験!