最近は、脱毛も身だしなみの一部となり、ネイルサロンや美容院に行くような感覚で気軽に脱毛サロンや脱毛クリニックに通う人が増えています。

しかし、脱毛サロンや脱毛クリニックに通わず、自宅などで自分の都合の良い時に脱毛する人も非常に多いです。その方法とは、「クリーム」を使用した脱毛です。

クリームにも、脱毛クリームや除毛クリーム、脱色クリームなどの種類があり、市販でも販売されています。しかし、こんなにいろいろな種類があると、どのクリームを選べば良いか正直迷ってしまいますよね。そこで今回はこのクリームの種類についてご紹介していきたいと思います。

1.脱毛クリームとは

脱毛クリームは、正確には除毛クリームといいます。脱毛というと、毛を抜くという意味合いの方が強く、このクリームの場合は毛を抜くのではなく、表面上に見えている毛をクリームで溶かして取り除くので、除毛という分類になります。

なぜ毛を溶かす事が出来るかというと、脱毛クリームには、たんぱく質の毛に反応する、アルカリ性の成分が入っているので、そのクリームを毛に塗る事によって、毛が溶けていくのです。

メリットは、カミソリで処理した時のように、黒いポツポツした跡が残らないため、ツルツルした綺麗な肌になれます。しかし、表面上の毛を処理したに過ぎないので、効果は一時的になり、また数日~2週間くらいで毛が生えてきてしまいます。

2.除毛クリームとは

除毛クリームは、脱毛クリームと同じ意味合いですので、肌の表面上に出たムダ毛にクリームを塗布し溶かして除毛をしていきます。

脱毛サロンや脱毛クリニックに通うよりも、料金自体は安いかもしれませんが、結局毛が生える度に処理を行っていくので、ずっと続けていくとコストはかなり掛ってきます(もし、10年以上クリームを使って除毛するのであれば、脱毛サロンや脱毛クリニックよりも総額は高くなります。しかも、永続的にムダ毛処理が必要です)。

また、毛が少し生えている状態で処理を行う必要があるので、毛を伸ばさなくてはなりません。肌の露出が多い夏の期間などでは使用が難しい場合もあります。

3.脱色クリームとは

脱色クリームは、ムダ毛自体をなくすのではなく、毛の色を変えて目立たなくさせるクリームです。脱色クリームのメリットは、カミソリを使用した時のように肌に負担が掛らないので、使用しやすいことです。また一度脱色すると、その色は元に戻る事はないので、何回も脱色する必要はありません。

しかし、ムダ毛自体がなくなる訳ではないので、光の当たり方によっては、毛が目立ってしまったり、新しく生えてきた毛と色が混じってしまう事もあります。

脱色クリームの場合は、ムダ毛はなくしたくないけれど、目立つ毛の色を少し抑えたい部位に使用するととても効果的です。男性ではスネ毛などに使用する方も多くいます。

4.脱毛(除毛)クリームの使用方法

脱毛(除毛)クリームの使用方法はとても簡単です。

1)付属のスポンジやベラで処理したいムダ毛が隠れるくらいクリームを塗ります。
2)説明書の規定の時間(だいたい3分~5分)、クリームを塗ったまま待ちます。
3)規定の時間が過ぎたら、ベラやティッシュでクリームを拭きとります。
4)クリームを良く洗い流し、保湿をしっかりしましょう。

クリームを沢山塗ったからといって、除毛効果が長続きする訳ではないので注意しましょう。むしろ塗り過ぎてしまうと、かぶれなど肌トラブルの原因になります。また放置時間は長すぎても、短すぎても良くないので規定の時間を守りましょう。

5.脱色クリームの使用方法

脱色クリームの使用方法も簡単です。

1)付属しているベラなどで、脱色したいムダ毛の部分にクリームを塗ります。
2)説明書の規定の時間(だいたい10分~15分)、クリームを塗ったまま待ちます。
3)規定の時間が過ぎたら、ベラで余分なクリームを落とし、そのまま洗い流します。
4)洗い流したらしっかり保湿をしましょう。

クリームを塗った後の長時間の放置は、肌トラブルの原因となるので、放置時間は守りましょう。洗い流す際は、お湯にしてしまうと、温かさで毛穴が開き、クリームの刺激成分が毛穴に入ってしまう可能性があるので、水やぬるま湯で洗い流すのが良いでしょう。

6.クリームを使用する際の注意点

クリームを使用する際は、注意事項を良く守りましょう。

1)パッチテストを行う

脱毛(除毛)クリームや脱色クリームを使用する際は、必ず使用する前にパッチテストを行いましょう。

パッチテストのやり方は、まず脱毛・脱色したい部位に少量のクリームを塗り、規定時間放置します。その後、きちんと綺麗に洗い流し、直後や24時間後に肌に異常(赤み、腫れ、かぶれ、ヒリヒリ)がないかをみて、特に異常が見られなければ、その後使用しても問題ありません。もちろん、異常があった場合には使用をやめるようにしましょう。

また、ストレスや、寝不足、生理中、ホルモンバランスの崩れ、体調不良など、その時の身体の状態で肌も変化するので、体調が優れない時は使用を控えた方が良さそうです。

また、季節によっても、乾燥肌や敏感肌になったり肌体質も変化するので、季節の変わり目などに使用する時は、その都度パッチテストを行った方が安心といえます。

2)使用できない場所を確認する

脱毛(除毛)クリームや脱色クリームは、刺激がある成分が入っているので、使用できない部位というのも出てきます。特に、皮膚が弱く、粘膜があるデリケートゾーンや顔には、ほとんどのクリームが使用できなくなっています。

逆に、足、腕、ワキ、などは使用する事が可能です。その商品によって多少規定が違ってくるので、必ず説明書を良く読み、使用できない部分に塗るのはやめましょう。

3)使用後のアフターケアをする

脱毛(除毛)クリームや脱色クリームを使用した後は、拭き取って終わりにせず、その後しっかり洗い流しましょう。クリームが残っていると、その後に赤みやかぶれなどの原因になります。また、洗い流した後は肌も乾燥してしまいますので、刺激の少ない化粧水でしっかり保湿をしましょう。

7.クリームを使用後の肌トラブル対処法

もしクリームを使用した後に肌トラブルがおきてしまった場合の対処法を覚えておきましょう。

1)痛みがある場合には冷やす

クリームを塗った部分が、赤みや腫れ、炎症を起こしてしまった場合には、自宅にあるアイスロンに清潔なタオルなどを巻いて、しばらく冷やすようにして下さい。

すぐにアイスロンがない場合には、タオルを水に濡らし数分冷凍庫で冷やしてから使用すると、アイスロンと同じような効果があります。腫れは数日取れない場合もありますが、赤みは冷やす事で少しずつ取れてくるでしょう。

2)痒みがある場合には軟膏を塗る

クリームの場合、痒みが酷くなってしまう事が一番多いです。この場合は病院に行って軟膏などの塗り薬を処方してもらう事が一番良いですが、どうしても病院に行く時間がない場合は、ドラッグストアなどでも痒みを抑える軟膏が販売されているので、薬剤師さんに相談して購入すると良いでしょう。

3)病院へ行く

明らかに、クリームを塗った部分が酷くなってしまった場合、数日経っても良くならない場合は、すぐにお医者さんに診てもらうのが良いでしょう。

お医者さんに行く時は皮膚科を受診し、脱毛(除毛)クリーム・脱色クリームなどを使用した事を伝えて下さい。あまりに炎症が酷い場合には、より炎症を抑えてくれるステロイドが入った軟膏などを処方してくれる場合もあります。ステロイドは長く使用すると副作用が出る事があるので、気になる方はお医者さんに相談してみて下さい。


以上が脱毛(除毛)クリームや脱色クリームに関する基礎知識ですが、クリームは安くて手軽な反面、すぐに毛が生えてくることや、肌トラブルが多いこと。何より継続して使用すれば、実は最もお金のかかる方法だという点が悩みの種でもあります。

その点、今は脱毛サロンと同じような脱毛効果が期待できて、脱毛サロンの料金の数分の一で全身脱毛までできてしまう優秀な家庭用脱毛器が人気を集めています。

私やママ友も試しましたので、ぜひ以下の記事も参考にしてみて下さい。

ケナイヨ!特別企画 家庭用脱毛器ケノンで全身脱毛できるかママ友たちと検証・体験!